ブラジルは地球の裏側?

リオデジャネイロのオリンピック関係のニュースが報道されるときなど、「ブラジルは地球の裏側です」と言って紹介されることがあります。この言葉を聞くと、ブラジル人はがっかりするそうです。日本に住んでいるブラジル人ががっかりするのか、ブラジル本国のブラジル人がっかりするのかはわかりませんが、とにかくがっかりするのです。
地球に裏も表もない、地球の反対側と言ってほしいと、彼らは言っています。
確かにこれは、北半球中心のものの見方かもしれません。
オーストラリアも、down underなどと呼ばれることがあります。
「下のほうの国」という呼び方も、北半球を中心とした呼び方ですね。
地球儀がそうなっているから仕方がありませんが、オーストラリアは赤道より下のほうの国になってしまいます。
地図というのは、自分の国を中心に作りますから、歴史的に古い北半球の国々中心の世界観になってしまうのでしょう。
南米やオーストラリアが発見される前から、世界地図はあるわけです。この古い世界観を変えるのはなかなか難しそうです。
そういえば日本でも、「裏日本」という言葉がありました。最近は、聞こえが悪いということで使われなくなってきています。「山陰」とか、「山陽」といった言葉も、だんだん使われなくなってきていますね。

英語で「月の裏側」のことをthe other side of the moonと言います。
英語だと「月の別の側(地球から見えない方)」ということになります。
しかし、the other side of the moonを日本語に訳すと、「月の裏側」がやはりしっくりきます。
「裏社会」のように、ネガティブな意味で「裏」を使うこともありますが、場所や位置を表す場合、ネガティブな意味はないのではないでしょうか。
私には、ポルトガル語(ブラジル語)はわかりませんが、月の裏側を表すのに、英語と同じような表現をするのかもしれません。
それで、「地球の裏側」という表現に違和感を抱くのかもしれませんね。

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